Mini PC で自宅サーバーをリプレイスしたい - (1) 購入&基本スペック編

まえがき

🎍 あけましておめでとうございます m(_ _)m 🎍

自宅サーバー用に中華 mini PC を購入して、リプレイス作業がなんとなく形になってきたので備忘録としてまとめます。 今回は購入&基本スペック紹介編です。

小さい自宅サーバーって夢があるわよねー

世の中はクラウドなどが台頭して久しいですが、やはり IT 業界の隅っこで働いている身としては自宅にサーバーを構えることもございます。 ハードウェアも含めて手軽にぶっ壊せる自分専用の環境って、技術習得において結構大切だと思うんです。

かくいう私も VM のホスト環境や、自炊したり購入した電子書籍データの保管場所として自宅サーバーを運用しているのですが、 流石に本格的なサーバーを置くと騒音や火災といった事故だったり日々の電気代などが悩みの種になるので、なるべく小型でコスパの良いマシンを選びたいですよね。 見てても可愛いですし。

過去には Mini-ITX フォームファクタのサイズ感で自作のサーバーを作ったりもしたのですが、ここ 3 年ぐらいは Lenovo の ThinkCentre M92p tiny (CPU:i5-3470T/RAM:16GB/SSD:512GB) でサーバーを運用してました。

引用: AKIBA PC Hotline!

あくまで個人的な実験場&簡易 NAS としての運用だったのでスペックとしても特に不満もなかったのですが、 積んでいた SSD の調子が悪くなってきた気配があったので、勉強も兼ねてストレージも Raid 組んだり、ネットワーク周りも整理して見ようかということで、 欲望に身を任せて新しいマシンを物色し始めました。

結論 →Trigkey G5 ってヤツにしました

セールと重なって値段が安くなっていたこともあり TRIGKEY G5 を買いました。

搭載されている CPU は N100 と呼ばれる Intel 第 12 世代の Alder Lake-N の CPU で、省電力な E コア(高効率コア)のみを 4 基搭載した 4C/4T 構成でありながら、シングルコアのベンチマークスコアとしては 第 7 世代の Core i5 に匹敵すると言われています。

これが 6W の電力で動くってんだからテクノロジーの進歩ってすげーぜ!!(※ Max で 20W ぐらいらしいです)

なお各メーカから色々な構成違いのマシンが出ている状況ですが、メモリが DDR4 にのみ対応だったり、M.2 が SATA 規格だったり、NIC が 1 個しかなかったりしますが、おおよそいずれも 2 万〜3 万円台 で販売されているようですね。

私の場合は冒頭の通り、仮想マシンの実験場、NAS、NW の勉強、ということが念頭にあったので、いろいろハードウェア構成を吟味した結果、こちら選択となりました。 (多分、BeeLink 社の EQ12 というマシンと内部構成は全く同じものだと思います。)

引用: Amazon 販売ページ
構成/スペック
CPUIntel Processor N100 x 1 (Alder Lake-N / Boost 3.4GHz)
RAMDDR5 4800MHz x 1 (初期 8GB or 16GB)
GPUIntel® UHD Graphics (750MHz)
SSDM.2 2280 NVMe x 1 (初期 500GB)
SATA3 6Gbps x 1 (空)
NIC2.5 Gbps x 2 (Intel I225-V)
Wi-Fi 6 & Bluetooth 5.2 (Intel AX101)
USBType-A x 3, Type-C x 1 (3.2 Gen 2 / 10Gbps)
DisplayHDMI x 2 (HDMI 2.0), USB Type-C x 1
OSWindows 11 Pro

※ Amazon セールで 2.8 万円 で購入しましたが、多分 OS の値段だけ考えてもだいぶ元が取れている気がします。超お買い得。

パーツ換装でのスペックアップ

今回は仮想マシンのホスト環境として使用したいのでできるだけ多めのメモリを積みたいと思っていたのですが、結論から言うと、実は非公式ながら RAM が 32GB まで積めた のは嬉しい誤算となりました。 メモリテストなども何度か走らせてみましたが、特に問題もなく認識してくれています(どうせ 32GB 換装するなら、最初から 8GB のモデル買っておけば多少節約になったのだが…若干後悔)。

強いて惜しい点を上げるとするなら 「内蔵ストレージのインターフェースが合計 3 つ欲しかった」 ですね。1 つはシステム領域、のこり 2 つを NAS 用に Raid1 にする構成が作れればベストだったのですが、 その点に関しては USB 3.2 (10Gbps) のポートが複数あるのでなんとかなるかと思ったのと、むしろこの値段&小ささなら高望みし過ぎかと。

最終結果として、下記の追加スペックアップとなりました。(2024/01/03 現在)

構成
CPUIntel Processor N100
RAM16GB → 32GB
OS 領域NVMe 500GB → 2TB
NAS 領域SATA-USB 0B → 2TB x2 (Raid1)

※ 内臓の SATA ポートは空きのままなので、必要なら何かで埋めようかと思います。

まとめ

N100 CPU を積んだ、小さいけれど夢が広がる PC を手に入れました〜。 このあとは引き続きホスト OS などの環境セットアップ編などに続く予定ですので、何かの参考になれば幸いです。ではでは。

参考文献

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